ローフードの行き着く先。

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シロクマ通信です。
雨ばっかり降るので若干たいくつ気味の市民犬クロンダイクです。散歩中ずぶ濡れでも気にしないくせに雨だと庭へ出る気はしないみたいで、鼻先だけ外へ出しています。

ローフードの話の続き。

生もの食べさせたほうが犬の健康にはいい。大まかに考えて理屈通るんで、そこまではOKとします。しかし、生ものを食べさせる方向へもう2歩くらい進むと、肉屋さんで手に入るような生ものでは中途半端だから丸ごとの獲物を与えなくては、みたいな話になっていきます。

丸ごとってどんなのかって、丸ごとです。

こんなのとか。★★★残酷シーン注意!★★★
http://www.rawmeatybones.com/readers_pics/AAAA0082.JPG

こんなのとか。★★★残酷シーン注意!★★★
http://youtu.be/KUZyvNawej8

世の中にはこういう「ローフード」を追求してしまう人たちがいるわけです。この流派を Prey Model Raw と言います。肉食動物が獲物を捕って食べる状態を再現しようという考え方です。飼い犬の健康と幸せのために真面目に考えてこうなってるわけですからトンデモだと笑ってはいけません。

私はこれらの画像を見て、呆然と立ち止まります。立ち止まってる理由はただ一つ。「野生」自体に魅力があるのです。血とか牙とか命とか、ナマなものにはそれだけで吸引力がある。娯楽としてのスプラッターを持ち出すまでもなく、人は、と一般化してまずければ私は、そういうものが好きなのです。強い嫌悪感も「好き」のうちです。好きの反対は「嫌い」じゃなくて「関係ない」ですもん。

犬のローフード、目的はなんなのか?
意味はどうなのか?
それ、犬にとってはどうなのか ?

犬の餌で哲学しなきゃいかんことになるとは思いませんでしたよ、ほんと。

でも色々考えた末、大自然の真似をする必要はない、うちのシロクマは中途半端でいい、と決めました。んなこと考えるまでもないだろうと言われれば笑うしかないですけど。だいたい犬が人間に飼われてる時点で大自然には逆らっているわけです。クロンダイクは予防注射してお腹に虫がいれば寄生虫駆除の薬を飲み、人間と一緒に家の中に住んでいます。最初から妥協が入ってます。

人間という生物が既に大自然に逆らうことが本能であるみたいなおかしな存在です。その人間に飼われている犬の生活のナチュラルを目指しても所詮付け焼き刃。あるいは逆にこの不自然な状態こそが人間と飼い犬のナチュラルである、と開きなおることも可能です。

このふたつ、ビミョーに違う立場ですが現実の動きとしては似たようなもんです。

できることはします。せっかくうちの犬になったのだから元気でいてほしいし。でも、犬が自らウサギ狩りができるような場所に引っ越すとか、鹿を丸ごと一頭庭に投げだしておくとか、そういうことは考えない。

そして内臓も羽根もついたままの鶏を夕食に出してみるかどうかあたりが私にとってのビミョーなラインになりそうな予感がするのですが、そういうものに遭遇してしまうまで考えないことにします。

考えない考えないと言いつつ、まだ続きます。

クリスマスが近づいてるので今年はこれが最後かな。みなさま良いお年をお迎えください。

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